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ギャラリートーク イン 2015Bunkamura 展 その6

 

2015年1月15日(金)~25日(土) 渋谷 Bunkamura boxギャラリー wall ギャラリーにて開催致しました 篠原貴之 水墨絵画展で、来場者の方と作品についてお話した内容の幾つかを、ギャラリートークと題し、ブログでも紹介してゆきます。



今回は「木立と煙突」と「遠雷」について。
 

 

15文化村出品作
「木立と煙突」
ポルトガルに移り住んだ知人が、アレンテージョ南部にある自宅のオリーブ園でペンションを始めたと聞きつけ、訪ねた際に描いた作品です。 
この辺りはオリーブ畑や牧草地が広がり、たまに現れる農家以外は何もない場所でした。
となりの農家でヤギのチーズ作りを見たり、できたてのフレッシュなチーズに濃厚な蜂蜜をかけて食べたり、ポルトガル料理を教えてもらったり。家族で訪ねていったので、子ども達は,羊を追うパガローゴという犬ところげまわり、子やぎをめで、林の中を走り回るきれいなブタをおいかけ、ドングリをえさにやったりと退屈することを知りません。
スケッチに出たり、ただ散歩をしたり、食事をしながら、知人夫婦のなれそめや、ここへ到る巡り合わせを聞いて、違う人生に思いをはせながら、一週間程ここで過ごさせていただきました。
旅に出るまでの日本での疲れと、時差ぼけを癒してくれた本当にいい時間でした。

 

 

15文化村出品作
「遠雷」
その後ポルトガルのいくつかの町を訪ねてまわりましたが、ここで過ごしたときの風景が深く心に残っているとみえて、時折スケッチブックを引っ張りだし、何もない、ただの木立や飾り気のない農家、水たまりや広い空、オリーブの木に洗濯物やモップが干してあった風景を眺めては無性に描きたくなります。
この2枚もそんな中で生まれた絵です。
 

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