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ギャラリートーク イン 2014松屋銀座展 その8

2014年10月15日(水)~21日(火) 松屋銀座 7階 遊びのギャラリーにて開催致しました 篠原貴之 水墨絵画展で、来場者の方と作品についてお話した内容の幾つかを、ギャラリートークと題し、ブログでも紹介してゆきます。



今回はお寺の軒瓦と木の葉を描いた「木もれ日」について。
 
14松屋出品作
木もれ日(奈良・白毫寺)
奈良から人里を離れ、山辺の道を歩き始めると始めに現れるのが白毫寺。萩で有名なお寺で花が咲くと特に山門までの階段のアプローチがきれいなのですが、訪ねた時はまだ少し花には早く、静かな境内でした。
お寺の山門から続く漆喰壁の向うから日が差し込み、光を浴びた軒瓦の周辺に、温かく穏やかな空気が流れていました。
上から垂れ込める椿の木の葉の濃淡で、瓦を包み込む空間捕まえようと、この構図が生まれました。
はじめ椿の花をあとから加え、白い漆喰に紅い花を添えようかとも思いましたが、,嘘なく、そのしみじみとした雰囲気を大切にしようと思い直し、ヒロインの登場はご遠慮頂きました。
萩を見れなかったのは残念でしたが、強い目的を持ち過ぎると他のものが見えなくなってしまうこともよくあります。
この絵が出来たから萩のない白毫寺もまた善し。でも来年は萩を描きに戻ろうかな。
 
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