2020年阪急展出品作品紹介1
先日阪急うめだ本店美術画廊にて篠原貴之水墨絵画展が開催されました。
今年は残念ながらコロナウィルスの影響から、足を運んでいただくことが難しい状況でした。
そこでお越し頂けなかった方にも、画像だけでもご覧いただければと思い、ブログでも出品作品を順次紹介してゆきたいと思います。
まずは1回目は季節的にタイムリーな桜のある風景から始めたいと思います。
描きたい人のために、描いた際意識したポイントを少し添えておきます。
満開の桜と南禅寺山門を描く。桜の華やかな白さを、山門に落ちた影の濃墨で際立たせる。右と左の桜の表現を変えてみた。
山門の大きさを、点景の人物の小ささで表す。
絢爛な南禅寺春景に対し、こちらは楚々とした控え目な桜。強いコントラストを控え、個々のモチーフというより、緩んだ春の空気感を大切に淡墨で描いてみた。
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