西京医師会 新春文化公演会 篠原貴之『即興の魅力―水墨画の制作現場公開―』後記
新年
2018年1月21日(日) リーガロイヤルホテル京都 春秋の間 にて水墨画の講演会をを行いました。
この講演会は 京都市西京区、西京医師会が毎年開催されている新春祝賀会、懇親会とともに開催されている文化講演会です。
今年は縁あって、私が水墨画についての講演会を行うこととなりました。
タイトルは『即興の魅力—水墨画の制作現場公開—』。講演とともに机の上にカメラを設置し描いていている様子をプロジェクターに映し出してみ見ていただきながらの実演も行いました。新春ということもあり,富士山をモチーフに1枚の絵を30分程で仕上げるという特別企画です。
冒頭は自己紹介と水墨画に惹かれた訳等等を語る
いよいよ実演
真っ白な紙にいきなり大筆で墨を置く
墨の跡からこれからの展開を考える
富士が入りだす
空の色を流す
出来上がり ちょっと急いで30分也
新年おめでとうございます。
斜に構えて見ていた人達も興味津々 やりました!
今までいろいろな人に、いろいろな場所でレクチャーやワークショップを開いてきましたが、そうそうたるお医者様、院長様ばかりのまえで行う機会があるとは思いも寄りませんでした。はじめは水墨に興味を持っていただけるか、いささか心配していましたが、絵が出来上がってゆく様子を見ているうちに、皆さんその意外な展開に引き込まれ、墨と水が富士山になってゆく様子を楽しんでいただけました。
またあわせて、会場に16点の作品を並べ小さな展覧会も併設しました。制作プロセスを見ていただいた後、作品を見ると
また違った目で作品を鑑賞していただき、ぐっと水墨画を身近に感じていただけた様に思えます。
百聞は一見にしかず、興味を持っていただく第一歩はやっぱり見ていただくことかなと改めて感じました。
技を磨いて、また何処かで見ていただく機会を作ってゆきたいと思います。
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