2011年阪急うめだ展出品作品紹介3(里山)
出品作品3(里山)
京都郊外に有る里山に暮らし9年目を向かえました。棚田の風景に惹かれ、この地を少しずつ描き続けてきました。
この里山の絵が、旅の絵と違うのは、対象をみている時間です。柿を一枝描くのでも、その柿が実るまでの四季を知り、その柿の木にまつわるエピソードが積み重なり、昨日と違うこの瞬間の柿を知ります。
昨年末、事故で身体がままならず4ヶ月ほどスケッチに出れない時期があったので、窓から見える風景を繰り返し描いていました。この体験も手伝い、旅で出会う新鮮な出会いの一方で、同じ様に見えるものが、実は毎日あたらしく、そして四季をめぐりゆくという日常の里山での出会いもまた重要なテーマになって来ました。
窓 36×42 (cm)
風雪 32×46 (cm)
天高く(柿) 46×32 (cm)
朧月 38×17 (cm)
稲木 30×22 (cm)
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