2010年夏ヨーロッパの旅 15 ―ヴェネチアへー
JUGEMテーマ:それでも続く日々……の中で。
寄り道していたスイス、イタリア国境の町 chiassoからヴェネチアへ。駅で知人と待ち合わせ、用意していただいたアパートに向かいました。
ヴェネチアへ行く際、いつも初めは消極的な気持ちになります。観光客は年中多いし、物価は高いしと、あまり乗り気がしないのです。でも着いてしまうとその町の美しさに圧倒され、そんなことは吹っ飛んでしまい、夢中で町中を歩き回ってしまいます。
ヴェネチアの顔 san salute 教会
ゴンドラのドッグ
水位の上がったsan marco 広場
ヴェネチアでは運河が道。船が車や電車となり、荷物が橋につかえて、立ち往生という風景も。
今回は、ヴェネチアでの展覧会の誘いを受け、会場を下見に行くという目的で、フランスの仕事の合間に訪れたのですが、町を見てしまうともう描きたくて2泊3日という短い間でしたが、朝から晩までスケッチに明け暮れました。
墨でヴェネチアを描く際の魅力は、光と水です。緻密に設計された建造物ばかりを追いかけると、建築パースのような絵になってしまいます。町中に張り巡らされた運河の水や、そこから湧き立つ霧、光と陰といった自然を取り込み人工物に変化を与えことで、墨による表現が魅力的になって来ます。
会場候補地 il parazzo prigone
il parazzo prigone
il parazzo prigone
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