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「にほんの里100選」越畑・樒原 歳時記

「左義長(とんど)」

1月15日小正月に町内の、とんどに参加しました。

とんど焼き_02

真っ白な雪景色のただ中に火をおこし、まず、しめ縄や門松などのお飾りを焼きます。
次に1m程の竹を火に入れ、中の空気が膨張し破裂する前に竹を取り出し、その竹を木立や岩など固いところに叩き付けます。

うまくやると、大きな音をたてて竹が破裂します。魔除けという意味があるのでしょうか。ここでは、大きな音が出ると、子どもを授かるといわれ、ご高齢の方がいい音を出すと、まだまだガンバッテ貰わなと、おおらかな笑いが巻起こります。

火が落ち着くと、炭になった部分を平に広げ、餅を焼く床を作ります。
竹に挟んだ餅を、各家が二つずつ焼きます。

焼けると一つは持ち帰り神棚へ供え、もう一つは参加している人全員に食べてもらいます。各家が竹に挿した焼けた餅をもって、今年も宜しくと全員の人に食べてもらいながら、焚き火を一周します。

収穫への感謝や、皆で分け合うという互助精神を形にしたものなのでしょう。

とんど焼き_03

今年初めて最初から最後まで参加させていただきましたが、この日を無事迎える喜びと、この一年の平安を祈る気持ちが素直にわき起こりました。

お酒を飲み、持ち寄ったみかんやお菓子を食べながら、最後には、猟師さんの鹿、猪の焼き肉も登場し、里山の醍醐味を満喫しました。

とんど焼き_01

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